「スティーブ・ジョブズ-II-」が今日発売される。
というものの、昨日すでに入手済みだが。
IおよびIIで計40章。
うち34章くらいまでが2005年2月くらいまでを扱った「iCon Steve Jobs」スティーブ・ジョブズ 偶像復活 ジェフリー・ヤング、ウィリアム・サイモン共著とほとんどのエピソードが被る。
ちなみに、邦訳はともに井口耕二氏。
まあ、伝記なのでしようがないし、今回のウォルター・アイザックソンの著作は、史上初(ということは、唯一無二ということ)のスティーブ・ジョブズ本人の了解(全面的協力)を得た作品だから、非常に信頼できるソースからの取材の結果だとわかる。しかし、この本によって逆に、2005年11月に邦訳が登場した「iCon Steve Jobs」がいかに綿密な取材による正確な著述だったかがわかる。今回の本が、かなり内側から描かれたものとすれば、iConは徹底的に外側から描かれていることで相互に補完されるだろうと想像できる。
iConの著者の1人であるウィリアム・サイモンは、伝説のクラッカー/ハッカーであるケビン・ミトニックを追い続け、彼が逃亡生活を送っている最中から接触を試み、クラッキングに関する数冊の著作をケビン・ミトニック本人との共著という形で上梓してきた。
惜しむらくはこの本が、スティーブが2005年6月にスタンフォード大の卒業式で行った、名スピーチをサポートできなかったことか。
それでもなお、その内容の緻密さ、正確さ、わかりやすさには感銘を受け、iConは未だにあみすの本棚の特等席に陣取っている。
タイトルは、今朝妹によって発表されたスティーブ最後の言葉。
家族に囲まれ、みんなの目を見つめながら3回つぶやいたという。
その瞬間、彼の目に何か素晴らしいが映っていたと信じたい。

コメントする