韓流ドラマに浸りながら、連ドラの放送回数とナイスな筋書きについて考えてみる。
例えば今回のエヴァンゲリヲンは序破急と銘打って三部作っぽさを打ち出している。
所謂三段構成の「序破急」は雅楽に由来する言葉で、
「序」無拍子・低速な太鼓の拍数以外はアドリブ。イントロダクションに相当
「破」拍子が加わる。構成要素が揃い、テンポが整う
「急」加速する。さまざまなイベントが次から次へと発生し、終焉
という構成になっている。
これに対して四段構成は、良く知られた「起承転結」で
「起」始まり
「承」流れが構成され
「転」イベントが発生し
「結」解決される
という構成。こちらは四行漢詩「絶句」から来ている。
さらには普段余りなじみのない五段構成「起承鋪叙結」や六段構成「起承鋪叙過結」というのもある。
「鋪」は炭鉱の用語らしく、一区切りという意味で。
「叙」順序立てて述べる。
しかしここまで分けてしまうと、構成が複雑すぎて・・・
という意見が台頭してくるようだ。
韓流ドラマにおける構成は日本のドラマより複雑化する傾向がある。
1話ずつの放送時間が10~15分程度長く、最低で全16話構成だからだ。
マイプリンセスの場合、始まりが冗長で、なおかつ、登場人物に持たせる含みが多すぎて人物像の理解がしづらかった。全体のテンポが固まるのに7話くらいまでドタバタしすぎ。そこまでですでに比較的重要な伏線がかなり登場している。にもかかわらず、話の流れは、この伏線の重要性を活用しきっていない。筋書き上仕方ない部分はあるが、観ている方はまだるっこしい思いでかなりフラストレーションが溜まる。ただ、この作品の作者はいわゆる計略・策略・謀計といった展開を得意にするらしく、これについてはとてもよく練ってある筋だった。
アクシデントカップルの場合、始まりから衝撃的で、一気に視聴者の心を掴むようなインパクトがあった。そこから登場人物のより詳しい人物像を浮かび上がらせて、次第に感情移入出来るような展開が有り、主役の心の動きがよりわかりやすく、知らぬ間に応援するようになる。そこから、部外者の干渉や妨害からどう解決するかが後半の流れになり、それぞれのエピソードもその為の伏線を複雑すぎないように張り巡らされていた。人の気持ちの移ろいを大事にして繊細な筋運びだったといえる。
キムタックは30回の長丁場だ。伏線も幼少期から直近の出来事までさまざまあったし、複雑なものもたくさん配置されていた。しかし、その提出の仕方が、整然としいて、必要以上に絡み合わないような配分で物語が進んでいった。おかげで、途中まで風通しが良かったのに、ラストに向けて盛り込みすぎの大団円となり、ご都合主義敵な筋書きにせざるを得ないところが非常に惜しかった。日本の放送で追っていったので、カットの大嵐が理解不能なご都合主義に拍車をかけた。
(まだまだ続く・・・か?)

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