思えば、シーズン1とシーズン2の脚本は一気に書かれたのではないか。
そう思わずにはいられないほど完璧な筋書き。
原作に登場しない「未来」なる女性を登場させたことで、シーズン1を支離滅裂な終わりに導き、原作と大きくかけ離れたNG感を醸し出していたが、全ては2シーズン合わせての壮大なドラマだったのかと感服せずにはいられないほどの珠玉の出来映えだったと思う。
タイムスリップものに必ずつきまとう矛盾点も、劇中で顕わにし、ある種納得行く解決策も提示した上で、感動を薄めることなく語りきった脚本には驚きだし、壮大な歴史ロマンと、切ない恋愛ドラマ、ハラハラドキドキするスリリングな展開。エンターテインメントの大事な要素を全て兼ね備えたドラマに仕上がっていて、近年のどうしようもないラストしか提供できなかったTBSドラマの中で、間違いなく最高傑作だといっても過言ではない。
不自由な抑圧された社会の中で、それでも(もしかすると現代よりも)幸せそうな江戸の市井の人々をすばらしく上手に表現していたと思うし、シーズン1とシーズン2の間に2年間の空白期間を設けて、ムダなエピソードをそぎ落とすことで、原作より遙かにわかりやすく主題を明示し続けた点も勝因のひとつだろう。
ま、その分、南方仁が頼りない印象に陥りがちだったのはしょうがないところかな。
最終回は視聴率の26.1%,瞬間最高視聴率は31.7%だったという。

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