コルレオーネファミリーのニューヨークの邸宅が売りに出ている。
290万ドル(2億4000万円)。敷地の広さは約4896坪。ベッドルーム8。アイリッシュパブや車4台分の車庫。プールなどがあるという。
慈照寺銀閣のようなわびのある建物だったが、実際に存在していたんだ〜。ーー
しかも、撮影時の小道具まで残っているそうで、そのまま保存して欲しいという談話も発表されているとか。
初っぱなのシーン。
邸内の巨大な庭で妹コニー(タリア・シャイア、コッポラの実の妹)の結婚式が行われる。
そのさなか、父親が招待客である"友"から受ける依頼の数々。廷内で暗躍するマフィアとしての顔。(あのシーンは黒沢映画からパクったという。)
マフィアとしての非合法な家業を快く思っていなかった3男のマイケル(アル・パチーノ)は、ダイアン・キートン扮する恋人のケイに
「将来、非合法な活動はしない。合法的な会社組織にする」
と約束して結婚したが、Part1のラストで跡目を継いで、ゴッドファーザーになる。
粛正のあと、慌ててマイケルの手にキスをして忠誠を誓う他のドン。
それを受けとめるマイケル。
カメラが引いて、隣の部屋からそれを見るケイ。
部下がドアを閉めに来る。
そっと閉じるドア。
このラストシーンが最高に好きだ。
この家の室内はどれも味があり、素晴らしいロケーションである。
ゴッドファーザーとは名付け親のこと。
また、忠誠を誓う"友"の相談役でもある。
イタリアからの移民だった父親、ビトー・コルレオーネがゴッドファーザーとして君臨していく過程はPart2で語られる。
3男マイケルの君臨していく過程と並行してだ。
ゴッドファーザーはマリオ・プーゾ原作の小説を読んで、一気にファンになった。
すでに映画はPart1Part2と世に出た後だったが、後追いで鑑賞した。
フジの深夜枠でゴッドファーザー・サガとして、原作の通りの時系列順でイベントの並び替えが行われた特別編集のテレビ版が公開されたとき、また夢中になった。
そしてPart3の公開。
それ以降ゴッドファーザー3部作はあみすの宝物になった。
マリオ・プーゾの原作は司馬遼太郎の作品のように、読みやすく、わかりやすい。
ゴッドファーザー以外にもシシリアンなど大作ぞろいだが、読み始めれば、手に汗握ってあっというまだ。
この物語を暗黒街の抗争ものと見ることも出来るが、あみすは、家族を思い家族のために地獄に堕ちる男の究極の家族愛の物語と見ている。健さんの任侠ものはNGだが、ゴッドファーザーはSo Cool.
Part1におけるマーロン・ブランド扮するビトー・コルレオーネが孫と遊びながら邸内の菜園で発作を起こして倒れるシーン。
Part3のラスト。話の展開上不自然なほど唐突に年を取ったマイケルが現れ、過去を回想したものだったことがわかると同時に事切れ、倒れるシーン。
家族として最高の幸せの瞬間に自分の身代わりになって殺された最愛の娘を思い出しながら、恐ろしいほどの孤独のなか息を引き取るマイケルの、最後に脳裏に浮かんだものは何だったのか。
あぁ、また見直そう。夜のしじまと戦いながら・・・

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