その"くに"を知ろうとしたら、市場を訪ねれば良い。
と誰かが言ったとか言わなかったとか。
築地の場内で日本の何がわかるか。
Nha Trang の Cho Dam 市場でViet Namの何がわかるか。
おそらくわかることは少ない。
ではヒトはなぜ市場を目指すのか?
店頭に並んでいるは、基本その"くに"の人々の食卓に上がる料理の、食材だ。
食材や料理はそのくに・民族の文化だ。長い時間をかけて育まれた歴史だ。
生活と直結した側面(あくまで一側面)を垣間見ることが出来る。
たとえ、それが単に一過性の極限られた季節の一瞬を切り取っただけのものだったとしても・・・だ。
そこで商いをしているおばちゃんたちを見ることが出来る。買い物客を見ることが出来る。
海が近い。湾内に漁船が多い。網を繕う家々が点在する。
"だから旨いシーフードが食せる" とは限らない。
田んぼがある。果樹園がある。農民がいる。
"だから旨い米が、くだものが食せる" とは限らない。
でも、そこに人々が住み、人々が集い、食卓を囲む。
そこに食べるためのものがあり、売り手がいて、買い手がいる。
そこには"ヒト"が存在する。
これが限りなく"おもしろい"。

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