画期的な本

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いや、読み進めるにつれ、つくづく画期的な本だと思う。

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憂鬱と官能を教えた学校
【バークリー・メソッド】によって俯瞰される20世紀商業音楽史
上下巻 菊地成孔 + 大谷能生 河出文庫

2004年に単行本として出版、2010年文庫化

途中でドロップアウトしたが、1980年代後半メーザーハウスに在籍していたことがある。
佐藤允彦氏を中心にJAZZを学び、商業音楽に対応できる人材を育成する音楽学校だ。

講師が有名ミュージシャンだったり、生徒が有名になったりと、あの時代は第一線の音楽の私塾だった。いや、最近の状況を知らないので「あの時代」と限定しているのだが。

あのころ、朝から午前中一杯は築地の青果仲卸・昼からメーザー・夜はライブハウス中心の生活。と充実した毎日を送っており、明日への希望に燃えていた(^^;)

今の自分に必要なこと、足りないこと、やらなければならないことが明確に分かっており、全力でそれにぶつかっていた。

親父に猛反対され、授業料は全部自分で工面していた。
費用捻出のための築地の仕事に矛盾を感じながらも、築地そのものの持つエネルギーに圧倒され、言葉は悪いが、それはそれはたのしい戦争状態を体験した。
時代はバブルはじける直前。特に東京の台所である築地は、ちょうど秋葉原の神田市場が閉鎖されたこともあり、ピークのまっただ中だったのだ。

で、そのころこの本があれば、あみすの生活は全く違ったモノになっていただろう。

メーザーのカリキュラムは主幹の佐藤允彦氏が1960年代後半にバークリーに留学していたことにより、バークリー・メソッドが取り入れられていた。

そしてバークリー・メソッドについては、そのほとんどがこの文庫本2冊の中につぎ込まれているし、バークリー・メソッドの弱点や、そこに至る歴史と周辺の環境など現在の音楽理論についての考察の集大成にもなっている。

作者の一人菊地成孔氏は・・・とWikiを読むと、誕生日はあみすと数日違い、さらに、なんと、メーザーハウスに在籍していたではないか。

あのころの環境でそのまま音楽を続けていたら、もしや菊地氏と競演、などということもあるいはあったかもしれないのだ。

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このページは、あみすが2010年6月21日 09:56に書いたブログ記事です。

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